神大アカペラサークルJACK CROSTAGE2024に出演! 大舞台での発表を振り返る

神奈川大学アカペラサークルJACKが、このほど早稲田大学大隈記念講堂で開催されたCROSTAGE2024に参加した。JACKのメンバーである大熊洸人さん(建築学部3年)、大久保舞香さん(外国語学部3年)、二華院輝亜さん(化学生命学部2年)にCROSTAGE2024でのパフォーマンスについて話を聞いた。
【神奈川大学3年・木下翔太】
――今回のイベントの感想は?
大熊 お客さんがとても多くて、すごく盛り上がっていました。
大久保 文化祭みたいなかけ声もあって楽しかったです。
大熊 ほかの出演していた団体もそれぞれ個性があって、落ち着いた雰囲気の団体や元気いっぱいの団体もあったので、見る側としても楽しめました。
――CROSTAGEでのパフォーマンスについて教えてください。
大熊 JACKが出演した第2部は、世界旅行をテーマにいろいろな団体が発表するという流れでした。JACKが担当したのはニューヨーク旅行です。
二華院 話をいただいた時からニューヨークっぽい曲をやってほしいと言われていたので、サークル内で集めたメンバーでニューヨークっぽい曲を選んで、披露しました。
大熊 1曲目がDefying Gravityというオズの魔法使いの曲なんですけど、ブロードウェイミュージカルでも歌われているので、今回のニューヨークというテーマに合っていると思い選びました。
二華院 もう一つの曲がRain On Meというレディー・ガガとアリアナ・グランデの曲です。この曲はノリノリでディスコ感があり、ニューヨークらしさがあると思ったので選びました。この曲はフラッシュモブのサークルと合同でパフォーマンスをしました。
大久保 (合同パフォーマンスしたのは)法政大学のフラッシュモブサークルです。
大熊 ただ自分たちが歌うだけではなく、我々の歌にあわせて踊ってもらいました。
二華院 1曲目はJACKだけだったのですが、2曲目からは観客席にいたフラッシュモブサークルのみなさんが入ってきてって感じでした。
大久保 だいたい40人くらいいたと思います。
大熊 最初はお客さんの振りとか警備員の振りとかをしていて、2曲目の途中からステージに上がって踊ってくれました。
二華院 今までほかの団体とJACKでコラボすることはなかったので、新鮮でした。

――今回のイベントで難しかったと感じる部分はありますか。
大熊 慣れないことが多かったので、そこが難しかったです。英語の発音とか不安でした。
大久保 普段はあまり英語の曲はやらないので、難しかったです。
二華院 だいたい日本の曲だからね。
大久保 J-POPとか、自分の好きな曲をやるので、JACKでは洋楽をやるバンドは少ないです。
大熊 アクセントのつけ方とか、日本の曲とリズムの取り方が違かったので、慣れなかったです。
二華院 みんなの発音やアクセントがそれぞれで違ったので、それを全員であわせるのが大変でした。

大久保 あとは音響の設定が難しかったです。いろいろな団体がいるイベントだったので、アカペラ用に音響が設定されているわけではなくて、それが普段と違ったなと思います。
二華院 自分たちだけのサークルライブだとリハーサルの時間を多く取って、細かく調整できるけど、今回は自分たちだけではないので。
大久保 あとはお客さんがとても多かったのでいつもより緊張しました。
二華院 サークルライブは身内が見に来ることが多くて、それと違って今回のライブは身内がいなかったから新鮮でした。
大熊 自分たちのことを知らない人に歌を届けるのは不安だと思うこともありましたが、今回の経験はJACKとしても刺激になったと思います。
大久保 1回だけ早稲田大学で練習して、フラッシュモブサークルの人とJACKで一緒に合わせようっていう練習がありました。その時に運営の人も忙しそうで、規模が大きいんだなと実感しました。はじめましての相手とのコラボも新鮮でした。
二華院 フラッシュモブサークルの方には踊りの練習のために、自分たちの録音を渡していました。合同練習の時にそれを使って練習しているのを見たとき、自分たちだけのパフォーマンスじゃないんだと実感しました。
大熊 慣れない部分が多くて不安でしたが、運営のスタッフやJACKの予定を管理してくれていたスタッフも学生だったので、歳の近い人が頑張っている姿を見てパワーをもらいました。
――パフォーマンス中はどんなことを意識していましたか。
二華院 外国人になりきることを意識していました。ノリ感を大事に。
大久保 そうそう。原曲をひたすら聴いて、それにノリを近づけてって感じです。
大熊 イベントに出させてもらうので、お客さんも盛り上がれるように工夫はしました。
二華院 そこは大事にしてたね。
大久保 練習の時から体を動かしながら歌って、ノリを作っていました。
大熊 最終的には自分たちが楽しまないとお客さんも楽しめないと思うから、楽譜をある程度覚えたら、リズムに乗ったりして楽しむことを意識していました。
大久保 みんなで楽しむことが大事だよね。自分たちが楽しくないとお客さんは楽しめないからね。
大熊 エンターテイナーとしてお客さんを楽しませたいと思っていました(笑い)。
大久保 みんなでエンターテイナーになろうっていう勢いとパッションを持ってパフォーマンスしました。

――次のJACKのライブはいつですか。
大久保 10月4日の秋ライブです。
二華院 磯子区にある杉田劇場でやります。
大熊 開場は午後5時半で、6時開演です。
二華院 7バンドが出演予定で、前半三つ、後半四つです。今回やった2曲も秋ライブで披露しようと思っています。
大熊 せっかくここまで練習したので、メンバーは少し入れ替えてはいますけど、同じ曲はやります。CROSTAGEではJACKとして出ていましたが、秋ライブでは2つのバンドに分けてCROSTAGEでの2曲を披露します。
二華院 Defying GravityはK4というバンドが歌います。もう一つのRain On MeはRosaというバンドです。
大熊 今回の秋ライブのテーマが「絶唱」というテーマで、JACKが誕生するまでの物語を作りました。かつて六角橋にいたチームが歌で戦ったという話です。
二華院 紅白歌合戦みたいに2つの勢力からバンドをぶつけ合って、どっちが勝つのかという感じです。
大久保 秋ライブ、ぜひ来てください。
――ありがとうございました。
<インタビューを終えて>
インタビューは神奈川大学横浜キャンパスの空き教室で行った。CROSTAGE2024でのパフォーマンスについて、JACKメンバーの3人はとても楽しそうに語ってくれた。今回のイベントを経て成長したJACKの今後の活動にも注目したい。
メモ
【CROSTAGE2024】
7月14日に早稲田大学大隈記念講堂で開催された学生による総合学園祭。早稲田大学フラッシュモ部とAGESTOCK2024実行委員会が共同主催した。コロナ禍で失われた学生同士の繋がりを取り戻すために企画され、さまざまな大学のサークルや団体が観衆の前でパフォーマンスを行った。
【アカペラサークルJACK】
2010年創立の神奈川大学公認サークル。JACKはJINDAI A CAPELLA CIRCLE Kの略。公式SNS X Instagram。
【JACK AUTUMM LIVE 2024 絶唱合戦~JACK誕生の物語~】
10月4日(金)18時開演(開場17時30分)。会場は横浜市磯子区民文化センター杉田劇場。現地チケット価格 学生500円 一般1000円(当日販売 学生700円 一般1300円)。配信視聴チケット価格 1000円(アーカイブは7日間視聴可能)。イベント公式SNS X。チケット購入はこちら。